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2019年5月3日(金)

損壊施設補助「心強い」

北海道地震被災者 紙・はたやま氏訪問

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(写真)現場を見る(右から)はたやま、長門、紙氏ら=2日、北海道むかわ町

 昨年9月に起きた北海道地震から8カ月を前に、日本共産党の紙智子参院議員・党農林・漁民局長と、はたやま和也前衆院議員・参院道選挙区予定候補は2日、被災地のむかわ、安平、厚真各町を訪問・調査し、農業関係者らと懇談しました。

 朝4時半から収穫したレタスを満載したトラックが出荷貯蔵施設に続々と集まる道内屈指のレタス産地、むかわ町のJAむかわ。長門宏市代表理事組合長らが応対しました。

 JA側は、レタスが10連休で出荷ができず、1箱1500円が1200円に下がり「価格が安くなると、農家は大切に作ったレタスを廃棄せざるをえない。生産者は苦しい」と訴えました。

 同時に、長門組合長は、震災で損壊したコメや麦、大豆の乾燥調製施設が、日本共産党の国会要請で、国の補助金が出て、「本当に心強い」と感謝しました。

 紙氏らは「まだまだ大変な状況が続いています。みなさんと力を合わせて頑張ります」と応じました。

 安平町の大酪農家、金川牧場。震災で500頭いる乳牛や肥育牛のうち70頭が乳房炎にかかり、工場が操業せず、5日間で大量の生乳を廃棄しました。

 牧場主の妻、金川優美子さんは、被災し取り壊した牛舎やサイロは国の支援策が使えず、自力で取り壊したと告白。「電力行政であってはならないことが起きた。地震が頻発しているのに原発を動かすのが本当にいいのか。みなさんが安倍政権に注文をつけてほしい」と話しました。

 紙氏らは「根本解決へ力を合わせていきましょう」と表明しました。むかわ町の北村修、大松紀美子、安平町の三浦恵美子、厚真町の伊藤富志夫の各町議が同行しました。


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