2019年4月24日(水)
ヒバクシャ署名941万人
連絡会など発表 NPT会合に提出へ
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29日からニューヨークの国連で始まるNPT(核不拡散条約)再検討会議準備委員会を前に、ヒバクシャ国際署名連絡会と核兵器廃絶日本NGО連絡会は23日、東京都内で会見し、2016年から取り組んでいる核兵器廃絶を求めるヒバクシャ国際署名が941万5025人に達したと発表しました。署名は、5月1日に国連で行われるNGОセッション後に準備委員会議長に手渡す予定です。
NPT再検討会議準備委員会に参加する日本原水爆被害者団体協議会の木戸季市(すえいち)事務局長は、2020年に開催されるNPT再検討会議に向けて、今回の準備委員会が重要になると指摘し、「世界の市民社会の声をあつめ、世界数億の署名で、子どもたちに核兵器のない青い空の地球を残したい」と話しました。
濱住治郎事務局次長は、国連で胎内被爆者が発言することは初めてのことだと述べ、「兄弟から聞いた被爆体験や、家族の様子、胎内被爆者の人生や不安を語り、知ってもらいたい」と決意を語りました。
会見にさきだち、核兵器廃絶日本NGО連絡会は外務省と懇談したと述べ、核兵器禁止条約への早期署名と批准を求めたことを紹介。外務省からは、日本政府に対し、禁止条約への参加を求める意見書が440自治体から届いていることなどの回答があったことを紹介しました。