2019年4月4日(木)
米軍F35B 16機追加
山口・岩国基地32機に 地元説明ぬき
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米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)に2020年10月以降、最新鋭のF35Bステルス戦闘機1個飛行隊・16機が新たに配備され、21年秋までに既存の16機(17年に配備)と合わせて2個飛行隊・32機態勢に増強する計画が明らかになりました。米海兵隊が3日までに公表した「2019海兵航空計画」に示されています。
同計画によれば、現在、岩国基地に配備されている第242全天候型戦闘攻撃中隊のFA18D戦闘攻撃機・12機をF35B・16機と交代させます。
日本政府はこれまで山口県や岩国市に対して、F35B配備は「16機」であると説明していますが、追加配備については「これ以上の説明を受けていない」としていました。
しかも、政府はF35B配備にあたり、既存のFA18戦闘攻撃機12機、AV8B攻撃機8機と交代するので機数は「4減になる」と説明していましたが、新たな計画では12機のFA18Dと16機のF35Bを入れ替えるため「4増」になります。一方的な基地負担の拡大計画に、地元自治体や住民に怒りが広がるのは必至です。
米軍は伊江島補助飛行場(沖縄県伊江村)でF35Bの離着陸訓練を行っているため、沖縄への飛来も増加することになります。
一方的強化 許されない
日本共産党の松田一志・山口県議候補(岩国市・和木町区)の話 驚きました。そもそも、F35B配備の前提は、「これ以上の機能強化はない」ということでした。黙っていれば、どんどん強化されます。市民は声を上げないといけないし、私も一方的な機能強化は許されないと訴え、勝利したいと思います。