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2019年4月2日(火)

ヒバクシャ署名を世界中で

国際平和ビューロー アピール発表

 世界70カ国300以上の団体が加盟している国際平和団体、国際平和ビューロー(IPB)はこのほど、「核兵器のない平和で公正な世界へ あなたの行動を!」と題するアピールを発表しました。

 アピールは、「核兵器廃絶はもはや夢ではない。緊急に実現するべき課題」と強調。核兵器廃絶を進めるため、2019年4月末から始まる核不拡散条約(NPT)準備委員会、国連総会、20年のNPT再検討会議を重要な国際行動の結集点に「ヒバクシャ国際署名」を促進することや、各国政府・自治体に禁止条約への参加・賛同を求めるなど多様な活動を世界中で広げようと呼びかけています。

 アピールは、現存する約1万5000発の核兵器の多くが警戒発射体制に置かれ、中距離核戦力(INF)体制の崩壊と世界の軍備管理体制の破綻の中、際限のない核軍拡競争にさらされていると指摘。2017年7月に核兵器禁止条約が国連で採択され、発効に向けて順調に進んでいる一方、核保有国と「核の傘」の国が禁止条約に抵抗し、自国の核軍備の完全廃絶を「誠実に」交渉するというNPT締約国の果たすべき法的義務を無視していると批判しています。

 具体的行動として、▽自国政府に、禁止条約への調印・批准を求める▽広島・長崎、核実験被害者の被爆体験を広げる▽核軍縮や安全保障などへの対案を提起するキャンペーンを支持する▽「ヒバクシャ国際署名」に取り組む―などを呼びかけています。


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