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2019年4月1日(月)

留学生不明の東京福祉大 創設者 秋元副大臣(自民)に献金

理事、客員教授を歴任

問われる大学との関係

 自民党の秋元司内閣府副大臣が3年間で計1400人もの外国人留学生が「所在不明」となっている東京福祉大学の創設者から50万円の献金を受けていたことが31日、本紙の調べでわかりました。秋元氏は、同大学の運営する学校法人の理事を務めたことがあり、秋元氏と大学の関係が問われます。


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(写真)東京福祉大学のホームページに掲載された秋元司内閣府副大臣のあいさつ

 秋元氏に献金したのは、東京福祉大学の創設者で元総長だった人物です。元総長は2008年1月に強制わいせつ事件で逮捕され、懲役2年の実刑判決を受けました。元総長について同大学は「現米国大統領ドナルド・トランプ氏のフォーダム大学の同窓生」と文部科学省に説明しています。

 政治資金収支報告書によると、秋元氏が代表を務める「自由民主党東京都第十五選挙区支部」は2014年に元総長から50万円の献金を受けていました。

 また秋元氏は、同大学の客員教授と学校法人の理事を兼任していました。同大学のホームページには秋元氏の「政治、経済の分野をみなさんに教えます」というコメントが紹介されています。

 本紙の取材に秋元氏の事務所は「大学の理念に賛同し理事を拝命いたしましたが、平成29年(2017年)に副大臣就任以降、理事活動を停止しております」としています。献金については「政治資金規正法に基づいた寄付だと認識しております」と答えました。

 同大学をめぐっては、文科省と法務省が26日に立ち入り調査を行い、留学生の受け入れ体制などの調査が行われています。(矢野昌弘)


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