2019年4月1日(月)
市民と野党の代表勢ぞろいし訴え
道知事選 石川候補必勝を
小池書記局長が応援
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北海道知事選で、自民・公明などが担ぐ候補との一騎打ちに挑む市民と野党の統一候補、石川ともひろ氏を必ず押し上げようと31日、日本共産党の小池晃書記局長、立憲民主党の蓮舫副代表、国民民主党の玉木雄一郎代表、自由党の森ゆうこ幹事長、社民党の又市征治党首が札幌市の街頭に勢ぞろいし、共同演説を行いました。
石川候補は「この与野党対決を絶対に落とすわけにいかない」とし、「北海道にカジノはいらない」「何としてもJR(鉄路)を残していかなければならない」と明言。「原発に頼らない北海道」「奨学金返済支援制度」などを訴え、大きな拍手と歓声に包まれました。
「市民連合」の山口二郎法政大学教授は「北海道から未来の日本の新しいモデルを」と応援演説しました。
小池氏は「ウソのない当たり前の政治、そしてカジノはやめ、泊(原発)を止め、鉄路を守る知事を誕生させよう」と強調。国いいなり、自民・公明主導の現知事が16年間で、重度障害者の医療費1割負担の導入、国民健康保険の運営交付金削減などを行ってきたと告発しました。
「カジノでなく子育て支援をというのが石川さん。かたやカジノを観光の推進力というのが相手候補だ」と指摘。鉄路の問題では石川氏が「路線の存続」を掲げ、「相手は『攻めの廃線』といって金で鉄路を売りとばし、暮らしをめちゃくちゃにする」と批判しました。
小池氏は、原発の再稼働や改憲の問題も挙げ、「市民に背を向けた首相官邸直結の知事はいらない。道民と対話し、豊かな自治を取り戻す本当の知事を」と力説。「沖縄では玉城デニー知事が勝った。南と北から安倍政治を挟み撃ちにしよう。何としても勝利し、市民と野党の共闘を全国に広げよう。保守の人も輪の中に入って新しい政治を一緒に」と呼びかけ、大きな拍手が起きました。
各野党が次々にマイクを握り、「野党が勢ぞろいした。勝利へ頑張ろう」(自由・森氏)、「IR(カジノを含む統合型リゾート)よりJR(の鉄路)だ」(国民・玉木氏)と強調。「次の世代に持ち込んではいけないのが安倍政治」(立民・蓮舫氏)、「国に物言う知事の誕生を」(社民・又市氏)と訴えました。