2019年3月23日(土)
原発推進県政の転換を
福井で小池書記局長訴え
かねもと知事候補 さとう県議予定候補の必勝を
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火ぶたが切られた統一地方選前半戦(4月7日投票)で、日本共産党の小池晃書記局長は22日、福井市の街頭に立ち、県知事選のかねもと幸枝候補、29日告示の県議選のさとう正雄=現=予定候補の必勝を訴えました。小池氏は「安倍政権言いなりに原発再稼働を進める県政を転換し、消費税増税と国保料値上げ、9条改憲を狙う安倍政権に福井から審判を」と呼びかけ、聴衆は「そうだ」と大きな拍手で応えました。
かねもと知事候補は「福井から安倍政治ノーの声をあげ命と暮らし守る県政に転換を」と強調。さとう県議予定候補は「原発再稼働中止、原発ゼロを」と訴え、定数12に15人が立候補を予定する大激戦の福井市区で必ず勝ちぬかせてと訴えました。
小池氏は現県政について、暮らしと命にかかわる予算は軒並み全国最下位レベルとなる一方、北陸新幹線関連の大型事業に熱中し「本州で唯一、原発再稼働を認める県政だ」と告発。知事選は「保守分裂」とされるが、地元紙も政策に「大きな違いはみられない」と書くなど、相手2予定候補はうり二つだと批判しました。
若狭湾沿いは原発が密集し「原発銀座」とも呼ばれています。
小池氏は、関西電力が再稼働を狙う7基の原発の「安全対策」費用が1兆円を超え、使用済み核燃料の中間貯蔵施設を県外に造るとした関電の約束もめどが立っていないと強調。ところが現県政は、巨大原発4基の再稼働も、危険なプルサーマル発電の拡大も、関電言いなりに容認してきたとし、「今の原発推進県政では県民の命は守れない」と厳しく批判しました。
さらに小池氏は、県の民生費は全国43位だが、大型開発中心の土木費は11位だと指摘。金沢―敦賀間の北陸新幹線建設費のうち同県など自治体負担は3900億円に達し、さらに在来線の特急廃止などで「住民の足」が奪われる危険があると述べました。
小池氏は、さとう県議が再稼働反対の県民世論を広げる先頭に立ち、子ども医療費窓口負担の無料化を拡大させるなど県政を前進させてきたと紹介。「県政を厳しくチェックし、県民の願いに応える唯一の宝の議席だ」と必勝を訴えました。
参院福井選挙区(改選1)の山田かずお予定候補も訴えました。