2019年3月18日(月)
過労死容認の上限やめよ
参院厚生労働委 倉林議員が迫る
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日本共産党の倉林明子議員は14日の参院厚生労働委員会で、厚労省の「医師の働き方改革に関する検討会」で示された過労死を容認する医師の時間外労働時間の上限規制は断じて認められないと迫りました。
13日の同検討会で、地域医療を支える医師や研修医などの時間外労働を年1860時間、月100時間(ともに休日労働含む)とする報告書案が示されました。厚労省は1860時間を年間上限とする理由として、2016年の実態調査で、勤務医の1割が年間1900時間超の時間外労働をしているとの結果を踏まえたと説明しました。
倉林氏は、「過労死した医師の遺族の声を直接聞いたのか」と追及。「医師も同じ人間、同じ労働者だ。医師が過労死してしまえば医療提供体制にも大きな影響が出る。過労死容認の上限規制は認められない」と厳しく批判しました。