2019年3月17日(日)
自公と対決、党躍進を
東京都内3カ所 小池書記局長
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統一地方選、参院選での連続勝利をめざし、日本共産党の小池晃書記局長は16日、東京都内3カ所の演説会で訴えました。統一地方選後半(4月21日投票)で議員・首長選をたたかう練馬区、八王子市、大田区で小池氏は「いよいよ行き詰まった安倍政治を、市民と野党の共闘、共産党躍進で終わらせよう」と訴え、どの会場も多くの聴衆の盛大な拍手と歓声に包まれました。
吉良よし子参院議員が駆けつけ「国民の苦しみ、痛みがわからない安倍政権は退陣を」と力を込めました。
練馬区議6予定候補、八王子市議5予定候補、大田区議9予定候補は「安倍政治から暮らしを守る防波堤になる」と強調。大田区長選の市民と野党の共同予定候補、神田順氏が決意表明。八王子では白神優理子弁護士が応援演説しました。
小池氏は、統計不正で厚生労働省の責任は重大だが「霞が関をここまで壊したのは、安倍晋三首相を先頭にしたウソと隠ぺいの政治だ。ウソのない当たり前の政治をつくろう」と訴えました。
高すぎる国民健康保険料(税)をさらに値上げせよと、安倍政権が号令をかけていると告発し、東京都が示した「標準保険料率」に合わせると、平均的な年収の現役世代の4人家族で来年の年間上げ幅が、練馬区で2万6400円、八王子市で9万9700円、大田区で6万2200円になると指摘。逆に全国知事会などが求める1兆円の公費投入で大幅値下げが可能だと紹介し、財源では、巨額の軍事費、大企業・富裕層減税にメスを入れるべきだと述べました。
小池氏は、国民が望んでもいない9条改憲に固執する安倍首相を批判。沖縄県民投票で圧倒的反対が示された米軍辺野古新基地建設での土砂投入は民主主義、法治主義を踏みにじる暴挙だとし「沖縄への連帯を広げ、沖縄にも東京の横田にもオスプレイはいらないと声をあげよう」と訴えました。改憲も、新基地も、破綻した原発再稼働路線も、選挙で審判を下し断念させようと呼びかけました。
区・市政では自民、公明などが、福祉切り捨て、住民負担を強いる一方で、大型開発に熱中していると指摘。党議員団が認可保育所や特養老人ホームの増設、住宅リフォーム助成制度での増額などの成果をあげてきたとして、「国政でも区・市政でも、住民の立場でブレずに自民、公明と対決しているのが共産党だ。この党の躍進が、市民と野党の共闘を進める何よりもの力になる」と力説すると、大きな拍手が起こりました。