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2019年3月17日(日)

菅氏 望月氏にまた圧力

官邸の記者弾圧質問に暴言

 菅義偉官房長官は15日の記者会見で、「東京」の望月衣塑子(いそこ)記者の質問に対し「事実に基づかない質問を平気で言い放つ、そうしたことは絶対許されないことだ」などと発言しました。またも記者に圧力をかけたもので、報道の自由、国民の知る権利を踏みにじる暴言です。

 望月氏は首相官邸の記者弾圧に対する官邸前抗議行動(14日)に言及し、米国特派員がホワイトハウス(米大統領府)の会見と比べても、官邸報道室の記者への催促や制限は「異常」で、「質問の自由が狭められている」と指摘していると紹介し、政府の認識をただしました。

 これに対し菅氏は「わが国のように(閣僚相当が)毎日という頻度で記者会見を行っている国は例外的だ。その事実だけ見ても政府が国民の知る権利をどれだけ重視しているかご理解いただけるだろう」と述べた上で、語気を強めて冒頭の「許されない」との発言を行いました。

 また菅氏は、抗議行動については「承知していないので、政府としてコメントできない」と述べ、世論の批判に背を向けました。


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