しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年3月16日(土)

連続選挙勝利 小池書記局長訴え 東京

政治変革をここから 台東区

写真

(写真)聴衆の声援に応える(右から)小高区長候補、小池晃書記局長、山口、鈴木、伊藤、あきま各区議候補=15日、東京都台東区

 東京都台東区長選、区議選が明日17日、投開票を迎えます。日本共産党の小池晃書記局長は15日、入谷駅前で街頭演説し、「区長選勝利と4人の区議団実現で新しい区政を実現し、日本の政治がここから変わったといえる結果を出そう」と呼びかけました。

 区長選(17日投票)は、日本共産党が推薦する小高あきら候補(70)=無所属新=と、現職、新人の3氏の争い。区議選(同、定数32)は、共産党のあきま洋(60)、伊藤のぶ子(66)、鈴木のぼる(46)=以上現=と山口銀次郎(31)=新=の4氏など41人が立候補する多数激戦です。

 小池氏はこの4年間で、国民健康保険料や介護保険料、保育料を軒並み値上げしてきた現区政を告発。一方で、介護を受けられない人や保育園の待機児童が多数存在することを明らかにし、「総額479億円のため込み金を区民のために活用すべきだ」と提案しました。

 こうした悪政を支えている中心が自民、公明両党です。小池氏は消費税増税反対の陳情を否決した両党の姿勢を批判。「現区長と自民・公明による区政を変えるために日本共産党の4議席が必要です」と訴えました。

 小高区長候補は「憲法が生きる区政に転換する」と決意表明。4人の区議候補はそれぞれ、「働く人が安心して暮らせる社会を」(山口氏)、「命と暮らしを守る区政に」(伊藤氏)、「学校給食の無償化を実現する」(鈴木氏)、「自民区政と対決し、区民の切実な願いを実現してきた4議席を必ず」(あきま氏)と訴えました。

「区民いじめ」止める 江東区

写真

(写真)小池晃書記局長の訴えを聞く人たち=15日、東京都江東区

 告示まで1カ月を切った東京都の江東区議選(定数44、4月14日告示、同21日投票)と参院選での日本共産党の躍進へ向け、党江東地区委員会は15日、小池晃書記局長を迎え、演説会を開きました。小池氏が、区議選で現有7議席から8議席への前進で「区民いじめの区政を転換しよう」と訴えると、会場は大きな拍手に包まれました。

 区議・区議予定候補8人が激戦を勝ち抜く決意を表明し、参院東京選挙区の吉良よし子参院議員が勝利をめざす決意を述べました。

 小池氏は、14日の6野党・会派の書記局長・幹事長会談で、参院選1人区の愛媛、熊本の2選挙区で一本化を合意したことを報告し、「『本気の共闘』の実現に全力をあげる。市民と野党の共闘勝利、共産党の躍進で“安倍政治サヨナラ選挙”に」と訴えました。

 江東区政について小池氏は「区民いじめがひどい」と告発。高すぎる国保料の滞納世帯は毎年3割以上だとして、「区民の命と健康が危ぶまれるにもかかわらず、この4年間で1万9千円も値上げした。滞納者には銀行に振り込まれた給与や年金の全額差し押さえまでしている」と語り、「共産党の躍進で、国保料は値上げでなく大幅値下げを」と強調しました。

 敬老祝い金の削減や職員削減と区民サービス低下で区民いじめを進めていると指摘。障害者施設や保育所を次つぎ民営化し、ほとんどの図書館を民間委託する一方、この4年間のため込み基金は新たに345億円となり、総額1231億円に達すると語りました。また、区長が「憲法改正の議論は必要」との答弁を繰り返していることに触れて、「この区政を共産党以外の会派が支え、その中心が自民・公明だ」と告発しました。

 小池氏は、党区議団が中学3年までの医療費無料化を実現し、国保料の値上げを1人当たり3万円近くも値上げ幅を抑えたことを紹介し、「8議席になれば区民の要求実現の力が大きくなる。区民の願いに応える区議会に転換する確かな力を大きく伸ばしてほしい」と力を込めました。


pageup