2019年2月28日(木)
石垣島にミサイル基地いらない
あすにも着工 許すな
沖縄 市役所前スタンディング
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沖縄県石垣市平得大俣(ひらえおおまた)への陸上自衛隊ミサイル基地配備予定地の一部の造成工事が、3月1日にも着手されようとしている問題で27日、市役所前で市民有志が「工事を許すな」と訴えるスタンディングを行いました。
岩屋毅防衛相は、26日の会見で「3月には造成に係る掘削工事を開始する」と発言。県への通知では3月1日以降としています。
今年度内に同基地配備計画面積の46ヘクタールの一部を着工すれば、改正された県条例が適用されません。条例は20ヘクタール以上の事業に環境影響評価(アセスメント)の実施を義務付け、「アセス逃れだ」と市民から非難の声が出ています。中山義隆市長は基地配備容認です。
予定地周辺4地区の住民代表は政府の配備計画の強行を批判し、丁寧な話し合いの場を要求。計画の賛否を問う住民投票を求める署名は市有権者の約4割から集まりました。
カンムリワシなど国指定天然記念物の営巣に、工事が影響を与える可能性も指摘されています。
スタンディングの参加者は、のぼりなどを持ちながら「小さな平和な石垣島にミサイル基地はいらない」などと訴え、通行人や車にアピールしました。