2019年2月22日(金)
米朝首脳会談
実効ある具体化に向けた合意の達成を期待
志位委員長が表明
日本共産党の志位和夫委員長は21日、国会内の記者会見で、ベトナムの首都・ハノイで27、28両日に開かれる米朝首脳会談について、昨年6月のシンガポールでの第1回米朝首脳会談での3点の合意―(1)新しい米朝関係の確立(2)朝鮮半島の平和体制の構築(3)朝鮮半島の完全な非核化―に言及し、「この合意をふまえ、その実効ある具体化に向けた合意が達成されることを強く期待したい」と表明しました。
志位氏は「私は、かねてから言ってきたように、朝鮮半島の非核化と平和体制の構築を一体的かつ段階的に進めることが道理ある解決の道だと考えています。このことを重ねて強調したいと思います」と述べました。
そのうえで、「長い間敵対的な関係が続いてきた米朝がことを達成するためには、『約束対約束、行動対行動』の原則に立って、相互不信を解消し、信頼醸成を図りながら前進することが大事だと考えます。そういう立場に立って、今度の首脳会談が、北朝鮮は非核化に向けて実効ある一歩に踏み出す、アメリカはそれに対し相応の措置に踏み出すサミット(首脳会談)になることを願っています」と述べました。