2019年2月20日(水)
米軍外来機 離着陸 普天間基地 最多に
1月378回 「運用停止」遠く
米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)での外来機(他の基地に所属する米軍機)の離着陸回数が、2017年4月の調査開始以来、最大になったことが防衛省沖縄防衛局の集計で判明しました。
それによれば、今年1月の同基地への外来機の離着陸回数は378回で、これまでで最高の216回(18年11月)を大きく上回りました。P8哨戒機(80回)、KC135空中給油機(64回)など、米空軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)所属機が目立ちます。現在、同基地で滑走路の大規模改修を行っていることが影響しているとみられます。
「沖縄の負担軽減」を口実に、普天間から岩国基地(山口県岩国市)に移転したKC130空中給油機の離着陸も49回にのぼっています。
安倍政権は普天間基地の「2019年2月までの運用停止」を約束しましたが、米軍の自由勝手な運用を野放しにし、むしろ米軍機の飛行を激化させています。政府の責任が厳しく問われます。