2019年2月4日(月)
“安倍政治サヨナラ” 不正一掃の県議選に
小池書記局長が訴え 富山
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統一地方選の告示まで2カ月を切ったもとで、県議選と、7月の参院選で、日本共産党の躍進を目指して、党富山県委員会は3日、富山市内で小池晃書記局長を迎えて演説会を開催しました。小池氏が、県議予定候補4人の勝利で、政務活動費の不正に決着をつけるとともに、参院選の比例で井上さとし参院議員をはじめ7人全員の勝利、富山選挙区(改選数1)で青山りょうすけ予定候補を野党統一候補にして勝利し、「“安倍政治サヨナラ”の選挙にしよう」と力を込めると、満席の会場は大きな拍手に包まれました。
ひづめ弘子県議、吉田おさむ、津本ふみお、石坂ひでゆきの各県議予定候補が決意を表明。ひづめ県議は、政務活動費の不正問題に触れ、「県政・県議会をチェックする共産党の議席を増やしてほしい」と訴えました。
参院富山選挙区の青山予定候補が「富山から自民党政治を変えるために、全力で奮闘する」と決意表明。井上参院議員のビデオメッセージも流されました。
小池氏は、沖縄県名護市辺野古での米軍新基地建設をめぐって、政府が大浦湾の超軟弱地盤をようやく認め、6万本のくいを打ち込もうとしていると指摘。「どれだけの期間、費用がかかるかもわからない。そもそも基地を造れるような場所ではなかった。安倍政権は、土砂投入をただちに中止し、基地建設を断念すべき」と訴えました。
トランプ米政権が、中距離核戦力(INF)全廃条約からロシアの条約違反を理由に離脱を発表したことに触れて、小池氏は「このままでは核軍拡競争が加速する。唯一の被爆国として、待ったをかけるのが日本政府の役割だ。核兵器禁止条約に背を向けるのではなく、今こそ参加・批准すべきだ」と語りました。
小池氏は、富山市議会の政務活動費の不正問題で議長ら自民党議員8人が書類送検されたことを告発。「その自民党が県議選で大量に候補者を擁立する。まったく反省がない。不正問題を徹底追及する共産党の全員当選で、富山の政治から不正も腐敗も一掃する選挙にしよう」と訴えました。富山県政の問題について、小池氏は「立山黒部」の国際ブランド化として、巨額のロープウエー構想や高級リゾートホテル建設を推進しようとしていると批判し、「暮らし・福祉優先の県政に転換を。そのために、ひづめ弘子県議の“宝の議席”を守り抜き、複数議席の実現を」とよびかけました。