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2019年1月24日(木)

多国籍軍へ陸自要員

シナイ半島監視団 政府が派遣検討

 政府は22日、エジプトとイスラエルの国境地帯での平和維持を監視する「シナイ半島多国籍軍・監視団(MFO)」の司令部要員として、陸上自衛隊員の派遣を検討すると発表しました。実現すれば、安保法制=戦争法の一環である改定国連平和維持活動(PKO)協力法に基づく「国際連携平和安全活動」の初適用となり、国連が統括しない多国籍軍へ派遣する形となります。将来的に、米軍主導の多国籍軍参加への突破口とする狙いです。

 今後、現地調査を実施し、要員の安全を確保できるかなどを確認した上で、最終的に派遣の可否を決定します。

 内閣府国際平和協力本部によると、派遣はMFOからの要請で、「若干名」の派遣を検討。MFOとエジプト、イスラエル両国との連絡調整を担います。

 MFOは1979年にエジプト、イスラエルが平和条約を結んだのを受け、82年から展開。12カ国約1700人の要員が参加しています。日本政府は88年から財政支援を行っています。


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