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2018年12月27日(木)

住民投票へダブル選も

「大阪都」構想 松井知事が会見で言及

 大阪維新の会代表の松井一郎大阪府知事は26日、記者会見し「ありとあらゆる選択肢を持ちながら適宜適切に判断する」と述べ、「大阪都」構想の是非を問う住民投票を実現するため来春の統一地方選と同時に知事・大阪市長ダブル選を実施する可能性に改めて言及しました。

 住民投票実施のためには府市議会での議決が必要ですが、維新は両議会とも過半数に足りません。このため維新は住民投票を来年夏の参院選と同時に実施するため公明党に協力を求めましたが、公明党は難色。松井氏は知事・市長の出直し選挙で信を問うことも「選択肢」と繰り返しています。

 松井知事は会見で維新と公明党が「今任期中で住民投票を実施すること」で合意した文書(2017年4月17日付)を公表。「約束を反故(ほご)にされた」「信義を守った対応をしていただきたい」と公明党をけん制しました。「合意書」には公明党大阪府本部の林啓二幹事長と大阪維新の会の今井豊幹事長が署名。松井氏も同席したとしています。

 維新は15年5月の住民投票も公明党の協力を得て実施を強行しましたが、否決されました。会見で公明党の協力への「見返り」を問われた松井氏は「さまざまな活動を邪魔しない」として公明党が候補者を擁立する大阪の衆院選小選挙区に維新候補を立てなかったことを挙げました。


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