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2018年12月22日(土)

原発、どこにも売るな

官邸前で反原連抗議

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(写真)「世界のどこにも原発いらない」と訴える参加者=21日、国会正門前

 首都圏反原発連合(反原連)は21日、首相官邸前抗議を行いました。日立の英国への原発輸出がとん挫。安倍政権による原発輸出路線の破綻があらわになりました。参加者は「世界のどこにも原発いらない」「日本からの輸出を絶対に許さない」と訴えました。

 川崎市の男性(65)は、福島県会津若松市の出身といいます。「日立の輸出計画の破綻は、声をあげてきた私たちにとってはひとまず朗報です。安倍首相は、再稼働や輸出を狙っています。私にとって原発は命そのものの問題です。命を守るために、これからも声をあげていきたい」

 国会正門前では、参加者から、安倍政権に原発輸出の断念を求める訴えが相次ぎました。

 原発輸出反対の行動を続けてきた福永正明・岐阜女子大学客員教授は、日立の原発輸出のとん挫は「私たちの勝利だ」と強調。一方で、国内での新設・リプレース(建て替え)が狙われていると述べ、「再稼働も輸出も許さない、という声をさらに大きくしていこう」と呼びかけました。

 この日は、380人(主催者発表)が参加しました。


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