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2018年12月3日(月)

片山創生相4回目訂正

「これ以上ない」答弁2週後

「赤旗」日曜版が連続追及

 自民党の片山さつき地方創生担当相の資金管理団体「山桜会」など関連団体が、2017年分の政治資金収支報告書を訂正していたことが分かりました。訂正は11月28日付です。片山氏の関連団体が報告書を訂正するのは4回目。

 11月14日の衆院内閣委員会で片山氏は、訂正が繰り返されてきたことを問われ「これ以上(訂正は)ない」と答弁していました。その2週間後の訂正だけに、閣僚の資質が問われる事態です。

 片山氏は「しんぶん赤旗」日曜版や『週刊文春』の報道をうけ、関連政治団体の報告書をこれまで3回訂正しています。「これ以上(訂正は)ない」と答弁した後も、「赤旗」日曜版(11月25日号)が、約300万円にのぼる支出の不記載を指摘していました。

 総務省が11月30日に公表した政治資金収支報告書によると、山桜会のほか片山氏が代表の「自民党東京都参議院比例区第25支部」と「片山さつき後援会」の3団体が訂正。17年の訂正は、3団体の合計で収入が約380万円増、支出で約214万円増えていました。

 支払い先との食い違いもあります。片山さつき後援会は自民党掛川市支部(静岡県)に「会費」として8万4000円を支出。他方、掛川市支部は自民党東京都参議院比例区第25支部から「交付金」として記載していました。

 後援会は訂正でこの支出を削除。掛川市支部は11月22日付で片山氏個人から「寄付」をうけたと訂正しました。


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