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2018年11月27日(火)

激戦ルポ茨城県議選

つくば市区 定数5を9人が争う

共闘への信頼 自公と対決

党県議団の要・山中県議

写真

(写真)対話する山中たい子県議

 つくばエクスプレスの沿線開発などで年々人口が増加する、つくば市選挙区は、定数が4から5に増えました。日本共産党の山中たい子氏=現=の他、自民4=現2新2=、公明1=現=、立憲民主1=新=、無所属2=いずれも新=の計9人が争う見込みの大激戦区です。

敬意を表したい

 「共産党が野党共闘しようと言ったことはすごいこと。敬意を表しています」

 こう語るのは、小沢一郎茨城一新会会長で茨城6区市民連合共同代表の畑静枝さん。安倍首相はむちゃくちゃだと怒りをあらわにしながら、県議予定候補の中で「安倍政権ノー」をはっきり主張する山中氏にエールを送ります。特に期待することは「戦後の日本をつくった最後のとりでの70歳以上の人たちを大切にしてほしい。安倍首相らは、この人たちに早く死ねと言っているようなものですから」

 中村喜四郎衆院議員(無所属の会)は24日、市内の共産党事務所を訪れ「もう自民党はだめだ。山中さん頑張れ」と必勝の「為書き」を持参しました。

予断を許さない

 自民・公明は、つじ立ちや宣伝カーを繰り出し山中氏追い落としに懸命。自公で5議席独占を狙う激烈な選挙戦を展開しているため予断を許さない情勢です。

 山中氏の事務所に市内の会社経営者から電話がありました。

 「山中さんを応援してきたが、定数が増え、政治を変えるために誰に入れたらいいか悩んでいる。山中さんの状況をどう考えているのか」

 応対した選対事務局長の吉井孝二さんは「共闘の要の共産党が議席を失ったら政治を変える力が弱くなるので、ぜひ山中さんを」と語りました。その経営者は「わかりました。ていねいな話をありがとう」と好意的に受け止めたといいます。

 共産党県議団長の山中氏の議席は、常総水害での県独自の被災者生活支援制度、特別支援学校の増設、コミュニティーバスへの補助など県民要求実現のために不可欠な宝の議席です。

 市内在住の男性は「山中さんはタウンミーティングをよく開き、議会質問も報告してくれる。私たちの生活に密着しているのは山中さんだけ。ぜひ当選してもらいたい」と熱い期待を語ります。

 五十嵐立青(たつお)市長は山中氏のビラに次のコメントを寄せました。「山中さんの市民生活に起点する政治活動は、私が掲げる『市民に寄り添う市政』とも、つくば市が取り組む『誰一人置き去りにしない』という持続可能な開発目標とも同じ方向です」


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