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2018年11月25日(日)

三つの役割を発揮し、強く大きな民青を

民青大会での小池書記局長のあいさつ

 日本共産党の小池晃書記局長は24日、静岡県内で開かれている民青大会で来賓あいさつしました。


 「民青の大会であいさつするのは初めてです。参加するのも初めて、とてもうれしい」と切り出すと歓迎の拍手が起こりました。

青年が主人公の政治を

 小池氏は「アメリカいいなり、財界・大企業中心の自民党政治のゆがみが深刻になるもとで、多くの青年が苦しみ、希望ある未来を求めて模索し、現状を何とかしたいというエネルギーが強まっています。そうした青年に願いに応える民青が躍進できる条件が広がっています。力をあわせて安倍政治を終わらせ、青年が主人公となる新しい政治をつくっていきましょう」と述べました。

 安倍政権が大破たんに直面していることを沖縄県知事選挙やウソと隠ぺい・差別の政治、戦争する国づくり、外交問題、外国人労働者受け入れ拡大問題などで国会論戦のもようやユーモアを交えて明らかにし、「あらゆる面で破たんしている安倍政権を打倒し、自民党政治を終わらせて新しい政治をつくろう」と呼びかけました。

 アメリカ中間選挙など若い世代の中で政治を変えようといううねりが起きていることにもふれ、「統一地方選と参院選で、ご一緒に野党共闘の勝利と日本共産党の躍進を勝ち取り、安倍政権を打ち倒そう」と呼びかけると、大きな拍手がわき起こりました。

青年の願いに応える民青

 小池氏は、民青大会決議案にふれながら、「『青年との共同』『草の根の行動力』『社会を変革する学び』という三つの役割をおおいに発揮することを期待しています」と述べ、「民青が大きくなっていくことが情勢を前進させ、青年の願いに応える何よりの力になるし、それができる条件も大きく広がっています」と語りました。

 日本共産党として、民青の倍加をめざして民青と心ひとつに取り組むことを決め、民青との懇談を重ねてきたことにもふれ、出された要望や全国の経験にも学んで強く大きな民青をつくるために力をあわせていきたいと表明しました。

 その上で、「青年の模索と願いにまっすぐ応えることができるのが民青であり、その魅力を語るなかで民青を大きくすることができる情勢です」と強調。青年との対話のなかで学費や奨学金、ブラック企業、格差や貧困などさまざまな問題に関心が寄せられ、対話になり、学費値下げを求める国会要請行動などにも「実際やっているのがすごい」「やってみたい」と共感が寄せられていることを紹介し、「対話をもっともっと磨いて、全国で広げに広げて大きな民青にしていきましょう」と呼びかけました。

働きかければ変わる

 安倍政権が青年との矛盾を広げているもとで、「なぜ起きているのか」「どうしたらいいのか」と一緒に考え語りあえば、その根っこに自民党政治があることに行き着くことを強調。安保法制に反対する動きのなかで主権者として考え行動することが当たり前の社会になってきていること、共産党への偏見や党綱領や科学的社会主義を学ぶことへの壁もなくなっていることにふれ、「いま生まれている青年の模索と変革の願いは奥深いものです。大事なことはどんどん働きかけることです。働きかければ必ず変わっていきます。民青の魅力や役割に自信と誇りを持って活動を広げ仲間を増やしていこう」と呼びかけました。

 「社会を変革する学び―科学的社会主義と党綱領を学ぶことができる青年団体は民青しかない」と強調。科学的社会主義と党綱領を学ぶことが面白い情勢となっており、どんな問題についても応えられる羅針盤として党綱領が輝いていることをあげ、『マルクスと友達になろう』『日本共産党綱領セミナー』をぜひ学んでほしいし、学ぶことへの援助に党として応えていきたいと述べました。

 最後に小池氏は、「民青が若者のなかでいっそう輝く存在として大きく発展していくことを期待しています。ともに頑張りましょう」と呼びかけると、大きな拍手が起こりました。


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