しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年11月24日(土)

原発再稼働ストップ 暮らし福祉優先 安倍暴走止める

三つの願い 日本共産党に

茨城県議選 志位委員長訴え

 各党が統一地方選・参院選の前哨戦として総力をあげた大激戦となっている茨城県議選の告示(30日、12月9日投票)まで1週間となった23日、日本共産党の志位和夫委員長が、水戸、取手、つくばの3市をかけ巡り、県議予定候補とともに党現有3議席の絶対確保と新たな議席増に向け熱く支持を訴えました。どこでも演説が進むにつれ聴衆の輪が膨らみ、市民連合の代表や他党・無所属議員もマイクを握って日本共産党にエールを送りました。(関連記事)


写真

(写真)志位和夫委員長の訴えを聞く人たち=23日、水戸市

水戸・取手 つくばの3市

 水戸駅前で江尻かな県議(水戸市・城里町区、定数6)は「子ども医療費の補助制度の拡充を求め、高校3年生までの入院費補助を実現した。県政に県民の声を届ける決意です」と表明しました。

 取手駅前では上野たかし県議(取手市区、定数2)が「県民7割が原発再稼働に反対しているのに、自民党県議は『低レベルで不毛な議論』という。再稼働ストップの声を寄せてほしい」と訴えました。

 つくば駅前でマイクを握った山中たい子県議団長(つくば市区、定数5)は、「高校でのエアコン設置も電気代は保護者負担。税金の使い方が間違っています。県民に寄り添う共産党の議席が必要です」と力を込めました。

写真

(写真)訴える江尻かな県議=23日、水戸市

写真

(写真)訴える上野たかし県議=23日、茨城県取手市

写真

(写真)訴える山中たい子県議=23日、茨城県つくば市

 志位氏は、目前に迫った県議選が「茨城県政の進路にとっても、統一地方選・参院選の前哨戦としても、とても大切な選挙です」と強調。「茨城県民のみなさんの切実な三つの願いを日本共産党に託していただきたい」として、(1)「東海第2原発の再稼働ストップ、廃炉に」という願い(2)「巨大開発優先から、暮らし・福祉優先の県政に転換を」の願い(3)「消費税10%増税、9条改憲―安倍政権の暴走ストップ」の願い―をあげ、いずれの問題でも打開策を示し県民・国民と力を合わせる日本共産党の立場を力説しました。

 志位氏は、前回県議選で日本共産党が1議席から3議席に躍進したことで、「願いを届ける発言力」「悪政を許さない対決力」「県民の願いを提案しての実現力」がアップしたことを具体的に紹介し、「この力をさらに大きくしてください」と力を込めました。

 「発言力アップ」では、年間40人とされていた県議会の一般質問者数制限を撤廃させ、質問枠が42人に増え、日本共産党が年3回質問できるようになりました。「対決力アップ」では、県内市町村で構成する後期高齢者医療広域連合に「積立金を活用して引き下げを」と申し入れ、保険料・率を8年間据え置きに。さらに「実現力アップ」では、鬼怒川の決壊で常総市内で5000棟以上が全半壊したもとで、県独自の支援を提案、「半壊」に25万円を補助する県独自の支援制度を実現させました。

 志位氏が、「安倍政権を退場させ、国民の声が生きる新しい政治をつくる力は、市民と野党の共闘です。茨城で日本共産党が勝つことは、参院選にむけ共闘を成功させる力となります」と訴えると、大きな拍手がわきおこりました。

幅広い人が応援

 水戸駅前では、茨城県市民連合共同代表の村上達也元東海村長が「安倍政権によって原発再稼働が強行されるなら、次の原発事故は今度も日本で起こる」とし、再稼働反対、廃炉を主張する共産党を県議会で大きくしてほしいと力説しました。東海第2原発の再稼働に必要な事前了解権を持つ周辺6自治体の中で、「再稼働反対」を表明した海野徹那珂市長もメッセージを寄せました。

 二見伸明元公明党副委員長は、つくば市で「茨城県で最も頼りになる政党は共産党しかない。山中さん当選のため一緒にがんばろう」と力強く訴えました。

 取手市では、前回県議選で上野候補と議席を争った細谷典男市議が登壇し「野党は共闘」と3回コール。安保法制反対で国会を包囲した若者たちの声に取手からも応えようと呼びかけました。


pageup