2018年11月23日(金)
表現者は何をすべきか 安倍暴走ゆるさない
都内 演劇人が講演会
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安保法制に抗議してサイレント・スタンディングを行ってきた「安保法制と安倍政権の暴走を許さない演劇人・舞台表現者の会」は21日、都内で講演会を開きました。「表現者は今、何を、どう語るか」と題して、作家の池澤夏樹さんと作曲家の池辺晋一郎さんが対談。演劇関係者ら250人が参加しました。
演出家の西川信廣さんは「安倍首相が自民党総裁選で3選し、安保法制をはじめ、議論を深めないで政治が先へ進んでしまうことに危機感を持っている。今の日本がこれからどこへ向かうのか、考えていただきたい」とあいさつ。「表現者として今、何をすべきか」を話し合いました。
政治的無関心層や若者にどう働きかけるかについて、池澤さんは「新聞を丁寧に読み、議論する素材を提供し、政治を考えるきっかけ作りから始める。今の政治がむちゃくちゃであることをきちんと分かるように誰かが伝えることが大切」と話しました。池辺さんは「日本会議や政府が日本を変えようとしていることだけでなく、その空気が広がることが恐ろしい。右傾化の流れを防ぐために、音楽の力で違う空気を作っていきたい」と語りました。
オープニングで、今村文美さん(前進座)、佐々木愛さん(文化座)、富沢亜古さん(文学座)、井口恭子さん(青年座)による「日本国憲法前文」リーディングが上演されました。市田忠義副委員長・参院議員が参加しました。