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2018年11月23日(金)

入管法改定案 「聴取票」参院野党が閲覧

深刻な人権侵害も

 日本共産党や立憲民主党、国民民主党、希望の会(自由党、社民党)、沖縄の風の参院議員が22日、失踪した外国人技能実習生への聴取票(総数2870人分)を閲覧・書き写し、集計した455件の内容を発表しました。なかには時給94円(光熱費等控除後)という異常な低賃金のケースもありました。

 集計した455件での平均時給は609円。全国で最も低い鹿児島県の最低賃金(761円)を上回っていると確認できたのは68件(14・9%)しかありませんでした。

 失踪動機については、「診察を受けさせてもらえなかった」(中国・男性)、「暴力を受けた」(ベトナム・男性)、「送り出し機関で説明された作業内容と異なった」(同)との回答があり、深刻な人権侵害を受けていた実態の一端がまた明らかになっています。

 これまでは衆院で閲覧に付されていましたが、22日から参院でも「当面の間」閲覧が可能となりました。この日の閲覧・書き写しには、日本共産党からは辰巳孝太郎、仁比聡平、武田良介、山添拓、岩渕友の各議員が参加しました。


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