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2018年11月7日(水)

ブロック塀安全対策を

大阪・高槻 畑野議員が聞き取り

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(写真)献花が絶えず、現在はフェンスが設置されている事故現場で党市議団から説明をうける畑野氏(右)=6日、大阪府高槻市

 6月の大阪北部地震をうけて学校や通学路などのブロック塀の抜本的な安全対策が全国的な問題になっているなか日本共産党の畑野君枝衆院議員は6日、倒壊したブロック塀の下敷きとなり女児が亡くなった高槻市の小学校の現場を訪れるとともに事故の原因や市の対応、国への要望などについて共産党の宮原たけし府議、市議団に聞き取りを行いました。

 同市が設置した第三者委員会の答申は事故の原因として建築基準法に違反する施行不良や、市、市教委、業者による法定点検がずさんで責任があいまいだったことなどを指摘。答申をうけて同市は市立の施設のブロック塀はすべて撤去し、今後も設置しないとしています。

 中村れい子市議らは、ブロック塀が設置された1974年当時は生徒数の急増で小中学校が多数建設され、現在、老朽化が問題になっていると強調。内部の鉄筋が劣化しやすいブロック塀の耐用年数がなく、目視や打診などの法定点検では安全性の確認ができないことや、基準不適合な建築物への対応などの問題を指摘しました。

 宮原氏は、答申ではブロック塀に対する法令や指針等の見直し、安全対策への財政支援を国に求めていることを強調しました。

 畑野氏は「二度と痛ましい事故を繰り返さないために国会でやらねばならない役割と責任は大きい。頑張りたい」と述べました。

 畑野氏は聞き取りの前に訪れた小学校の現場で手を合わせて女児の冥福を祈りました。


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