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2018年11月4日(日)

大分・日出生台 米機から陸自降下

第1空挺団が国内初訓練

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(写真)米軍輸送機からの空挺降下訓練=3日、大分県玖珠(くす)町

 大分県の陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場で3日、日本国内で初めての、米軍機からの自衛隊員のパラシュート降下訓練が実施されました。訓練を実施したのは習志野駐屯地(千葉県)の陸自第1空挺(くうてい)団。10月29日から8日までの予定で、全国各地で実施されている日米共同統合演習「キーン・ソード」の一環です。4日も実施される予定です。

 同日午前10時半から午後2時までの間に、米軍C130輸送機3機と空自の同型機1機から、22回にわたって合計200人超の降下を確認しました。防衛省統合幕僚監部によると、米軍機は横田基地を発着し、横田と築城(ついき)基地(福岡県)から隊員を乗せ、空自機は海自下総(しもふさ)基地(千葉県)から隊員を乗せ、日出生台で降下させました。

 米軍機からの降下訓練について同省報道官は「武力攻撃事態等における(日米の)即応性と相互運用性の向上を図ることが目的」だとしますが、平和団体は戦争法の下、海外で集団的自衛権を行使するための訓練だとみています。訓練を監視した大分県平和委員会の日高幸男事務局長は「日出生台はじめ九州全土で、自衛隊と米軍の出撃拠点化・訓練場化が狙われている」と語っています。


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