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2018年10月24日(水)

釣り・はえ縄漁民結集

全国組織結成 「水産庁に声を」

 JCFU全国沿岸漁民連絡協議会は22日、東京都内で「全国つり・はえなわ漁業団体連合会」の第1回代表者会議を開きました。これまで定置網などの団体はありましたが、釣り・はえ縄の漁民組織の結成は初めてです。

 あいさつしたJCFUの二平章事務局長は「これまで、釣り・はえ縄の漁民の要求を水産庁に届けるチャンネルがなかった」と結成の意義を強調。「各地の要求を整理し、水産庁に届けていこう」と語りました。

 代表者会議では、水産庁に対し、7月からスタートしたクロマグロの「漁獲可能量(TAC)」規制について、▽実績に基づく配分が若手漁業者の新規参加を妨げており、若手に配慮した割り当てに改める▽定置・巻き網の漁獲増が沿岸釣り・はえ縄に影響しないよう漁獲枠を区別する▽漁獲規制に伴う抜本的な所得補償対策を確立する―などを求めると確認しました。

 北海道では、定置網の漁獲量の超過を理由に、沿岸漁民の釣り・はえ縄に対して厳しい漁獲規制がかけられています。その取り消しを求めて国と道を提訴したJCFUの高松幸彦共同代表が経過を報告。「定置網の漁獲増大を放置した国と道の責任を明らかにしたい」と語りました。

 参加者は23日、水産庁の長谷成人長官に要望書を提出しました。


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