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2018年10月16日(火)

核兵器禁止条約 仏各地で「調印を」

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(写真)「フランスは核兵器禁止条約を批准せよ」の横断幕を掲げ、デモ行進する人たち=14日、仏ブルターニュ地方イル・ロング(伊藤寿庸撮影)

 【イル・ロング(フランス北西部)=伊藤寿庸】フランス海軍の核ミサイル搭載原潜の母港となっている同国北西部のイル・ロング基地で14日、核兵器廃絶と政府による核兵器禁止条約の調印を求めて、約500人がデモ行進しました。この日は、フランス平和運動などの平和団体や労働組合、キリスト教団体などの呼び掛けで、全国9カ所の核兵器関連施設で集会やデモが行われました。

 ブルターニュ半島の先端にあるイル・ロング基地は、仏軍の大西洋戦略基地。仏平和運動のロラン・ニベ全国書記によると、核ミサイル原潜が4隻配備され、潜水艦発射弾道ミサイルM51が計64基(弾頭数は240発で、合わせると広島型原爆約4000発分)配備されています。

 この基地では、搭載される核ミサイルへの核弾頭の装着や、帰港した潜水艦の持ち帰ったミサイルの点検の作業も行われています。


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