2018年10月5日(金)
北の鉄路は道民の命
路線廃止計画撤回を
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震災便乗の廃線や路線廃止計画を撤回せよと、「北の鉄路存続を求める会」(三上友衛代表=北海道労連議長)は3日、JR北海道と道運輸局に緊急要請しました。日本共産党の畠山和也前衆院議員らが同行しました。
北海道地震のブラックアウト(全域停電)で、道民生活と地域経済・流通は甚大な被害に見舞われました。JR北も被害を受けましたが、地震や台風のたびに主要幹線の特急の運休や各駅停車の大幅遅延で道民の移動と利便が奪われています。
「交通インフラの確保は道民の命、暮らしを守る大問題」と切り出した三上代表。「廃止対象路線の存続にむけた議論をすすめるべきだ。今回の災害に乗じて廃線を自治体に迫るようなことは断じてあってはならない」と北の鉄路を存続するよう強く求めました。
JR北総務部の笠井善之総務課長は「災害に乗じて廃線するようなことは毛頭考えていない」と言い訳する一方で、JR北が「維持困難」とみなした路線はバス転換など「地元との協議をすすめていく」と居直りました。
畠山氏は「路線存続のため、沿線自治体が懸命に努力し、道内各地で路線を守ろうとの機運が広がっているいま、JR北海道は何をしているのか」と批判し、公共交通事業者としての責任を果たすよう強く求めました。
長屋いずみ、小室正範共産党札幌市議予定候補が発言しました。