2018年10月3日(水)
ヒバクシャ署名830万
目録国連へ 核兵器廃絶を訴え
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核兵器廃絶を求めるヒバクシャ国際署名連絡会は2日、東京都内で会見し、2016年4月から取り組んできた「ヒバクシャ国際署名」の累計が830万403人になったと発表しました。
日本原水爆被害者団体協議会の木戸季市(きど・すえいち)事務局長と濱住治郎(はますみ・じろう)事務局次長が同連絡会を代表して、国連総会第1委員会に署名の累計目録を届けます。
広島で被爆した胎内被爆者の濱住さんは会見で、「被爆者としての思いを伝えてきます。40歳で亡くなった胎内被爆者の方が、『生まれる前から被爆者としての烙印(らくいん)を押された』という言葉を残されました。残酷なことです」と語りました。
「被爆者が高齢化しており、先頭に立って署名活動をすることは大変なことですが、連絡会をつくって集まったもので、みなさんの思いが込められています」と述べました。
木戸さんは、「核兵器廃絶を実現するためには、核保有国を変えること、そして被爆国である日本政府の核政策を変えなくてはいけません。署名をさらに広げていきたい」と強調しました。