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2018年9月26日(水)

台風21号 倒木被害甚大

大阪・高槻 清水氏・宮原府議ら調査

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(写真)古前氏(左)に状況を聞く(右から)清水、宮原両氏=25日、大阪府高槻市

 日本共産党の宮原たけし大阪府議、清水ただし前衆院議員、たつみコータロー参院議員秘書らは25日、台風21号の暴風で甚大な倒木被害がでた大阪府高槻市北部の山間部にある樫田(かしだ)地区を調査しました。

 山間部に入っていくにつれ芥川沿い数キロにわたって斜面に無数の木がなぎ倒され、川を遮るように倒れたままの場所もあります。樫田地区など高槻市の倒木被害は、わかっているだけで約100ヘクタール、1万数千本。全容がまだつかめていません。停電、断水は復旧しましたが、25日現在でまだ電話が復旧していない地域が残っています。

 一行は、とくに被害が大きい芥川支流の出灰(いずりは)地域で府の担当者、樫田地区連合自治会の古前美紀夫会長や住民に状況を聞き取りました。

 山林はほぼ個人の所有で倒木の処理は基本的に所有者の責任とされているうえ、急斜面の処理は危険が伴うためなかなか進まない現実もあります。

 50年~60年ほど前に政府の補助金でスギとヒノキを植えたという男性は所有する7ヘクタールの山林が被害を受けました。「撤去費用もかかるし植え替えても鹿などが食べてしまい、元の山にはもう戻らない。どうしようもない」と肩を落とします。

 宮原氏は「水害を出さないためにも緊急の対策が必要。府が激甚災害の指定を国に申請することや、政府を含めて関係者で協議の場をつくるなど個人の負担が少しでも少なくできるよう求めていきたい」と述べ、清水氏も政府要請の必要性を強調しました。


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