2018年9月22日(土)
政党助成金 10党が338億円支出
昨年分 自民 供託金で20億円
総務省は21日、2017年分の政党助成金の使途報告書を公表しました。自民党、民進党、公明党、日本維新の会、希望の党、立憲民主党、日本のこころ、社民党、自由党、日本を元気にする会の10党の支出総額は、338億円で、16年と比べ14・8%増。17年10月に総選挙があり、選挙関係費(95億円)が支出全体の28%を占めました。
政党別の支出では、自民党が174億円でトップ。選挙の供託金として約20億円も政党助成金で支出しています。総選挙前に分裂した民進党は107億円でした。同党から分かれた希望の党は5億円、立憲民主党は1億円でした。
一方、10党が、使い残した政党助成金を国庫に返金せずにため込んだ基金残高の合計は192億円。自民党のため込みは前年末から増え、128億円となりました。
日本共産党は、政党を支持する・しないに関係なく税金を政党が山分けする政党助成金は、国民の思想・信条の自由を侵し、民主主義をゆがめるとして一貫して受け取りを拒否し、廃止を主張しています。
|