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2018年9月18日(火)

北海道地震 「要注意」の貼り紙「どこに住めば…」

共産党 510軒訪ね悩み聞く

札幌・清田区

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(写真)パンフを手渡し要望を聞く吉岡氏(中央)ら=15日、札幌市清田区

 「国民の苦難軽減」という立党の精神をいまこそ発揮しようと、札幌市清田区の日本共産党清田区委員会と後援会は17日までの3日間、被害が大きかった地域510軒を訪問し、「お困りのことはありませんか」と声をかけて回りました。

 党北海道委員会が作製したパンフ『災害救助対策 諸制度活用の手引き』を配り、「参考にしてください」と対話しています。

 さまざまな悩みや要求が出されます。高齢の女性は「子どもの家に避難していたけど、話し相手がいなくて家に戻ってきた。近所の人たちと話をするのが一番安心します。でも地震後は食欲が湧きません」といいます。

 「地震後、出張から帰ったらガラスが割れて家の中が大変なことになっていました。断水で区役所まで2リットルのペットボトルで何度も往復しました」と1人暮らしの男性(58)。近所の人からキャンプ用タンクを借り、共助の大切さを話します。

 玄関に「要注意」の黄色の貼り紙がある人は「子どもがハウスダストアレルギーで古い住宅には住めません。この先どこに住めばいいのか」と訴えます。

 「うちは被害がないよ」という80代の男性。よく聞くと、「地震の時、トイレに行っていました。寝室に戻ると、たんすの上に置いてあった将棋の駒の置物が布団の上に落ちていました。寝ていたらどうなっていたか」と打ち明けました。

 「被災者の不安や思いに寄り添い、真剣に聞けば聞くほど要求があふれてきます」と吉岡弘子市議予定候補。

 訪問先で、出てくるなり「本人ですか」と握手を求められたり、共産党の朝宣伝を出勤するバス停で見ているという男性は「共産党は癒着していないからいいね」と語りました。

 訪問活動に参加した斎藤純明さんは「日本共産党の赤い腕章をこんなに誇らしく思ったことはありません」と胸を張りました。(北海道・熊林未来)


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