2018年9月16日(日)
北海道地震 むかわ町
3連休、ボランティア続々
救援・復旧手伝いしたい
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3連休最初の休日となった15日、北海道地震で震度6強を観測した北海道むかわ町のボランティアセンターには、全国各地から270人のボランティアが駆け付けました。
ゴミの運び出しなど片付けや要望の聞き取りに汗を流しました。
むかわ町役場隣の「道の駅」。受け付け開始の午前9時の1時間前から参加者が列をつくりました。駐車場が満杯となり、受け入れを中止するほどです。
札幌市西区の高校3年(17)は父親と参加。「仕事をこなせるか不安ですが、少しでも町の役に立ちたい」と緊張した面持ちで話します。
用紙に必要事項を書き、黄色いゼッケンをつけて担当者から説明を聞き、ボランティア先に向かいました。
町中心部の文具店の2階の倉庫ではボランティア4人が、倒れた棚からファイルなどの文具類を取り出し、段ボール箱に詰め、別室に移していました。
鵡川(むかわ)中学校の教員、苫小牧市の男性(52)は「ここがないと子どもたちが困ります。子どもたちはまだ避難しており、それを思うと、私も頑張らなければと気合を入れています」と汗を拭いました。
店主の男性(73)は「1階の店舗の片付けに1週間かかり、ようやく今日から2階部分を始められます。ボランティアに来てもらえてありがたい」と話しました。
道民医連の職員たちも、避難所に行けない在宅被災者の見舞いと要望聞き取りに訪問活動を行いました。