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2018年9月15日(土)

台風21号 断水・倒木 生活に響く

大阪・高槻 共産党が調査

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(写真)強風で電柱が折れ、斜面全体の木が倒れた現場を見る出町ゆかり高槻市議=14日、大阪府高槻市樫田地区

 台風21号の直撃を受けた近畿地方では10日たった14日現在でも、一部で断水や倒木など市民生活への影響が続いています。

 大阪府高槻市北部の山間部にある樫田(かしだ)地区は、暴風で山の斜面一面の木がなぎ倒されるなど大きな被害が出ています。市によると、停電の影響で樫田浄水場が稼働できなくなり同地区の全世帯(3月末で238世帯)が断水中。倒木による道の不通を解消し13日から仮設発電機で稼働を開始、復旧作業を進めていますが、飲用できる水を全戸に給水できるまで数日から10日程度かかる見込みです。

 住民の80歳代の男性は「飲み水や食事は市の給水車が配る水でまかなえるが、洗濯用などは谷までくみに行く」と話します。入浴は地区内の温泉施設のある「高槻森林観光センター」が連日、ゴルフ場「高槻カントリー倶楽部」が日を決めて浴場を開放、住民が利用しています。

 倒木被害も甚大です。「竜巻のような風が吹いたのではないか」と話すのは樫田地区連合自治会の古前美紀夫会長。「川に落ちた木が詰まって水がせき止められ、一気にあふれ出るなど、今後も被害が出るかもしれない。倒木の処理を誰がどうするのか見通しが立たない。行政は現場をしっかり見て対応してほしい」と語りました。

 日本共産党の高槻市議団と宮原たけし府議が現地を調査。宮原府議は「倒木処理など緊急に対応の必要があるものと、山林保全など根本的な対策の両方を求めていきたい」と話し、「一日も早く元の生活に戻れるように力を尽くしたい」と語りました。


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