2018年9月12日(水)
乳牛の乳房炎治療に補助
紙氏の要望に農水省が回答
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日本共産党の紙智子参院議員は11日、北海道地震による酪農、山林被害の救済や難病患者への支援について、農林水産、厚生労働両省、林野庁に現地の要望を伝えて聞き取りをしました。
紙氏は、発災直後の全道的な停電で酪農への被害が深刻だとして支援を求めました。農水省は、停電によって搾乳ができず乳房炎にかかった乳牛の治療費や、畜舎の修理費などを支援すると答えました。
紙氏は、停電で出荷先の操業が止まって生乳を廃棄せざるを得ず、損害が発生しているとして、補償などが必要だと指摘。「生産者が営農をつづける意欲を持てるような対策をとってほしい」と求めました。
厚労省に対しては、皮膚疾患などの難病患者は通常の避難所には行けないとし、設備が整った施設を早急に福祉避難所に指定して活用してほしいとの関係者の要望を伝えました。同省は「指定は市町村が行っており、要望を伝えてもらえれば対応する」と答えました。
林野庁は、厚真町で広範囲にわたって大きく崩れた山林の復元について、要件を満たせば、民有林であっても公費で支援すると述べました。