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2018年9月9日(日)

北海道地震 いつ普通の生活に

傾く自宅 「危険」の貼り紙

札幌市で高橋・畠山氏調査

 北海道地震で、日本共産党北海道地震対策本部の高橋千鶴子衆院議員、畠山和也前衆院議員、党道議団は8日、札幌市清田区に入り、吉岡弘子市議予定候補の案内で特に被害の大きかった里塚地域で被害状況と住民の要望を聞いて回りました。


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(写真)陥没現場を見る党道議団と吉岡氏(右から2人目)=8日、札幌市清田区

 平たんだった道が4メートルも陥没し、液状化で道路に積もった泥の撤去作業に追われています。数多くの家が大きく傾き、昨日は黄色い「要注意」貼り紙が、今日は「危険」の赤色で“警告”。断水が続いている家も多く残されています。

 道路が陥没した近くに住む男性(78)は「家の中はガラス製品が壊れぐちゃぐちゃ。道路陥没の音は聞こえなかったが、明るくなって外に出たら大変なことになっていました」と話しました。

 飲み水にも困り、吉岡氏は「使ってください」と自宅から持参した水を差し出すと、男性は「助かります」と受け取りました。

 700万円以上の金をかけて、地震対策をしたばかりという60代の男性は「悔しい限りです。もう土地を売ろうと思っても売れない。被害にあった人が集まって市にかけあおうと相談しています」と語ります。

 宮川潤道議らは「そうですね」と相づちを打ち、「私たちも一緒に頑張ります。なんなりと相談や要望をお寄せください」と応じました。

 「危険」という赤色の紙に変わった家の女性(39)は実家に避難し、ストーブや持ち出せる物を軽自動車に乗せていました。「こんな生活で学校が始まったらどうなるのか」といい、中学1年の長男は「何カ月たったら普通の道路になって普通に暮らせるんだろう」と不安そうな表情を浮かべていました。


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