2018年8月28日(火)
日米実動訓練 市民ら抗議
横浜市 “米軍戦略への加担、中止を”
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米陸軍施設横浜ノース・ドック(横浜市神奈川区)前で27日、同施設を使用した米陸軍と陸上自衛隊の実動訓練(オリエント・シールド)への抗議行動が行われました。
オリエント・シールドは、陸自約1200人、米陸軍約850人が参加し、共同して作戦を実施する場合の「相互運用性の向上」を目的とし、王城寺原演習場(宮城県)や相馬原演習場(群馬県)で行われます。
ノース・ドックでは、26日~28日と、9月14日~16日の間に、米艦船へのヘリや装備品等の積み下ろし、各演習場への離陸・出発等を訓練するとしています。
抗議行動で県平和委員会の菊谷節夫理事長は、オリエント・シールドは、米陸軍が太平洋の諸国と合同演習を続けることで各国との協力関係をつくり、戦争に即応できる体制をつくる戦略(パシフィックパスウェーズ)の一貫だと説明。「米国の要求と日本政府の危険な動きを見逃がすわけにはいかない。訓練の中止と、ノース・ドックの返還を求める」と訴えました。
日本共産党市議団(9人)の古谷靖彦、宇佐美さやか、河治民夫の3議員が参加。河治氏が「ノース・ドックの返還を求める声を広げることが、その条件つくり出す。ともに頑張ろう」と述べました。