2018年8月24日(金)
NEC3000人リストラに批判次々
「経営者に責任」が9割
電機・情報ユニオンなど アンケート
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電機大手NECが3000人規模のリストラをすすめているもとで、NEC関連労働者懇談会(NEC懇)と電機・情報ユニオンが取り組んでいるアンケートには、60通の回答が寄せられています。リストラは「経営者に責任がある」が93%に達するなど、厳しい批判の声が上がっています。
アンケートは、7月上旬からNECの各事業場前で約5000枚を配布し、返送されたものです。
回答の集計では、「今回のリストラはよくない」が74%となり、「リストラでNECは悪くなる」が60%、「リストラに不安を感じる」が74%に達しています。
自由意見欄には痛烈な批判が書かれています。
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「経営者が自分たちの責任を取らず、従業員に責任を強要している気がする。リストラすることで問題が解決するわけない」
「2012年(のリストラ時)に、二度と繰り返さないと言ったのをもう忘れたか?」
「リストラするごとに、優秀な若者から退社しています。会社がいい方向に向かうはずがありません」
NECでは、今月20日から退職を強要する3回目の「面談」が実施されています。
NEC懇と電機・情報ユニオンは、引き続き門前宣伝やアンケート、リストラ相談の実施、団体交渉などをすすめるとしています。