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2018年7月30日(月)

台風12号 また土砂崩れたら…

再発怖い、帰れない

広島 被災地は早めの避難

 29日未明に上陸後、日本列島を西に向かって「横断」する異例のコースをたどった台風12号。高波や強風による被害が各地で相次ぎました。西日本豪雨の被災地では、早めに避難する住民の姿が目立ちました。


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(写真)カーテンなどで間仕切りがされた井原小学校の避難所=29日、広島市安佐北区

 西日本豪雨で土砂崩れ、河川氾濫に襲われた広島市安佐北区では3人の死亡が判明していますが「被害の全体像はまだまとまっていない」(同区災害対策本部)状況。同区は2014年の土砂災害でも甚大な被害を受けました。

 台風12号が上陸した29日、午前9時前から雨が降り出し、9時半ごろから激しい雨となりましたが、午後は小康状態に。井原小学校と田口小学校以外の25の避難所が閉鎖されました。

 井原小学校でテレビの台風報道を心配そうに見ていた、避難指示が出た沼地区の女性(59)は「6日の豪雨で、自分の家は被害はなかったがとなりの家が土砂と鉄砲水に襲われた。その記憶が残り、怖いので夜はずっと避難しています。土砂が崩れた箇所がまた危ないという情報がある。今日は昼も避難所にいます」と話しました。

 井原小には午前10時時点で49世帯94人が避難していました。これまでの最大が6日夜の103人。

 井原地区町内会長の佐々木恒(ひさし)さんは「ボランティアを募り、被害にあった家屋の泥出しをして、今日が一段落の日だったけど、延期だね。土砂崩れ部分は県が手当てはしているが、(自然という)相手が大きすぎて、見通しがたたない。また、住めるような地区にしたいんだが…」と話しました。

 倉掛小学校は周りの地域が避難勧告も出ていないこともあり、避難者は1家族だけで、市の職員と倉掛学区自主防災会のメンバーが今後の相談をしていました。

 同防災会は6日の豪雨を受け、市のハザードマップに今回の浸水状況、公衆トイレ、公衆電話の場所を入れた独自のマップを10日につくり、緊急回覧板で住民に配布しました。

 同会会長の森原浩紀(こうき)さんは「4年前の土砂災害の教訓から会をつくりました。防災士の資格を持ったメンバーを増やそうと努力しています。住民の自助がベースですが、それを支えられるようにしたい」と話しました。(柴田善太)


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