2018年7月30日(月)
福島切り捨て、「戦争する国」許さず、参院選で厳しい審判を
福島・郡山 小池書記局長訴え
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来年の参院選、統一地方選での躍進をめざし日本共産党福島県委員会は29日、小池晃書記局長を迎えた演説会を郡山市・ユラックス熱海で開きました。ホールいっぱいの聴衆が駆けつけ、市民や他の野党があいさつ、メッセージで連帯を表明。小池氏は、安倍政権の福島切り捨てに怒りが広がり福島県では内閣支持率が2割台であることにもふれながら、通常国会での数々の暴走を告発。「参院選で市民と野党の共闘の勝利、共産党躍進をかちとり厳しい審判を」と訴え、力強い拍手と「そうだ」の声が飛び交いました。
紙智子、岩渕友両参院議員、野口てつろう参院福島選挙区予定候補、県議選予定候補が決意表明。紙氏は、安倍官邸農政を評価しない農家が大多数だとし、「共闘の力、共産党を大きくして政治を根本から変えよう」と力を込めました。
「ふくしま県市民連合」の坂本恵共同代表は「参院選で何としても(野党共闘で)勝ち抜き、要としての共産党が必ず躍進し、全国を励ましたい」とあいさつ。増子輝彦参院議員(国民民主党)、金子恵美衆院議員(会派=無所属の会)、三保恵一・二本松市長がメッセージを寄せました。
小池氏は、「本気の共闘」を実現するため、相互推薦・支援、豊かで魅力ある共通政策などが必要だとし、「全国32の1人区で本格的な野党共闘を実現し、福島選挙区では野口さんを共同候補に押し上げよう」と力説。森友・加計疑惑などで安倍政権を追い詰めた共産党の役割を語り、「本気の共闘を実現し、安倍政権を倒すため、強く大きな共産党を何としても」と訴えました。
南北、米朝首脳会談で始まった「平和のプロセス」を前に進める上で、「最大の力になるのが憲法9条だ」と強調。平和のプロセスが成功をおさめれば安倍政権の「戦争する国づくり」は根拠を失うとし、「辺野古新基地に断固反対を貫く翁長雄志沖縄県知事に連帯してたたかおう」「安倍政権が秋の臨時国会で狙う9条改憲発議を許さない一点で力を合わせよう」と呼びかけました。
小池氏は、東京電力福島原発事故の苦しみが続くなか、放射線モニタリングポストの大幅削減を狙うなど、安倍政権が福島切り捨てに走っていると告発。「力を合わせ、安倍政権の福島切り捨てとたたかい続けよう。東電が福島第2原発を廃炉の方向で検討すると表明するなど、共産党は住民運動と結んで現実政治を動かしている。原発ゼロの日本へ進もう」と訴え、力強い拍手がわき起こりました。