2018年7月16日(月)
被災支援 少しでも力に
民医連がボランティア 泥まみれの家具など運びだす
広島
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記録的な豪雨で土石流が住宅地を襲った広島県坂町の小屋浦地区で15日、全日本民主医療機関連合会(民医連)によるボランティア活動が行われました。全国各地から医療関係者など約45人が参加しました。
日中の35度を超える暑さの中、参加者は「気をつけて」と声を掛けあい、被災した家屋から泥まみれの家具や電化製品を運びだす作業などを続けました。
作業を依頼した住民の男性(60)は「暑い中、ありがとうございました。助かりました」とねぎらいました。
熊本民医連の5人は、住宅のガレージに堆積した土砂をスコップで取り除きました。熊本市の男性(36)は「2年前の熊本地震では全国の人たちの支援に助けられた。復旧作業が長引くと生活再建にも影響する。少しでも力になりたい」との思いで参加しました。
広島民医連の仲間と広島市佐伯区から参加した男性(52)は「坂町は学生時代に同級生が住んでいたところ。居ても立ってもいられない気持ちで駆け付けた。元の生活に戻るまでは時間がかかりそうだけれど、支援を続けていきたい」と語りました。
全日本民医連の藤末衛会長も作業現場を訪れました。