2018年7月7日(土)
首相ら外遊「国会軽視」 野党が批判
衆院議運委理の了承を得られず
衆院議院運営委員会の理事会で6日、政府が安倍晋三首相と河野太郎外相の海外出張について説明したのに対し、野党側は国会軽視の対応だとして反対し、理事会の了承を得られませんでした。
日本共産党の塩川鉄也議員は、河野外相が野党の要求で国会に出席したためチャーター機を利用し「質問は2問しか出なかった。1問が何千万円だ」などと発言した問題について、「国会出席を軽んじる発言だ」と批判。首相外遊日程も当初より大幅に延長されており「大臣には国会での応答義務(説明責任)があり、それを果たすべきだ」と述べました。
立憲民主、国民民主、無所属の会の各党会派も「国会会期を一方的に延長しておきながら国会軽視もはなはだしい」などと指摘。古屋圭司議運委員長は、河野氏の発言について「よろしくない」と苦言を呈したものの、「政府の判断で対応を」と述べました。
安倍首相は11~18日に欧州や中東を外遊すると表明しています。