2018年7月6日(金)
府立50校に危険な塀
通学路8924カ所で不適合
大阪北部地震 今月中にも撤去作業
|
大阪府教育庁は4日、府立学校177校のうち50校で危険性が高いブロック塀があったと発表しました。7月中にも撤去作業を行います。
大阪北部地震で高槻市立寿栄(じゅえい)小学校の女児が倒壊したブロック塀の下敷きになり亡くなった事故をうけて調査しました。高さや塀の厚さ、塀を支える控壁、鉄筋の有無、傾き、ひび割れ等、点検表に基づいてチェックし、建築基準法に何らかの不適合があったのは121校でした。
また通学路について、私立を含む幼稚園、小・中・高校、各種学校など2062校園(大阪市、堺市除く)で安全点検を実施。不適合なブロック塀が598校園で8924カ所ありました。このうち府立学校は80校で353カ所、市町村立学校は401校で8160カ所となっています。
私立学校園のブロック塀の調査では788校園中297校園で不適合がありました。
学校や通学路のブロック塀については日本共産党府議団が大阪府への緊急申し入れで、応急安全確保を緊急に行い、安全な通学路を確保するよう求めていました。