2018年6月26日(火)
大阪北部地震発生1週間
女児死亡の小学校 献花・黙とう
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大阪北部地震から1週間となった25日、最大震度6弱の地震が襲った午前7時58分に合わせ高槻市立寿栄(じゅえい)小学校の教職員が黙とうしました。同小学校では4年生の三宅璃奈(りな)さん(9)が、倒壊したブロック塀の下敷きになり死亡しました。
同日、田中良美校長が校門前に設けられた献花台に花を供えた後、教職員が事故現場のブロック塀周辺に向かって黙とうしました。この後、濱田剛史市長も訪れ献花しました。
午前8時3分ごろから、児童が保護者らに見守られながら「おはようございます」と声をかけあい登校しました。報道陣の多さに驚いた様子で足早に校内に入る姿も。上空には取材用のヘリコプターが旋回していました。
震度6弱の地震発生の10分前に、倒壊したブロック塀の横を散歩で通ったという近くに住む男性(77)は「自分が下敷きになっていたかもしれない。家に帰ってテレビを見ていたらドーンと来た。女の子がブロック塀の下敷きになり心肺停止と聞いて驚いた」と振り返りました。午前7時20分ごろ献花台で手を合わせた女性(76)は「ふだん散歩している道でこんなことが起きるなんて。(遺族は)悔しかったと思う。大阪市に住む小3の孫娘のことを思うと切ない」と言葉少なに語りました。