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日本共産党

2018年6月25日(月)

大阪北部地震 住宅被害6000棟超

宮原府議らが聞き取り

 大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震で大阪府が24日発表した被害状況では、住宅の全壊が3、半壊19、一部損壊が6213に上っています。

 半壊1、一部損壊1560と発表された高槻市では、建築物の応急危険度判定で「危険」が56、「要注意」180となっています。ブルーシートの配布は1万4700枚です。

 日本共産党の宮原威(たけし)府議、きよた純子市議は同日、1階と2階が店舗、3階と4階が住居で「立ち入り禁止」となっている市南部のマンションの現状を確認し、住民に聞き取りを行いました。

 マンションは階段の手すりの壁が大きく崩れ落ち、建物には大きな亀裂や破損が各所にあります。

 3階に住んでいる男性(48)が部屋を見せてくれました。玄関、廊下、壁、風呂など至る所に亀裂が走り、壁の中の土が崩れ落ちているのか、壁紙を押すとベコベコとへこみ、部屋中が地震のように揺れます。

 「昼間は仕事に行っているからいいけど、夜は怖い。できるなら居たくない」と不安を隠しません。

 4階で70歳の母親と住む男性(40)は18日の地震発生時、瞬時に体を覆った掛け布団の上に箪笥(たんす)が倒れ、身動きできませんでした。隣の部屋にいた母親は、落ちてきた小物などに埋まりましたが何とか抜け出すことができ、男性を助けたと言います。

 すぐに避難所へ避難しましたが、母親は余震が起こると恐怖でパニックに。簡易ベッドがつくられて少し寝やすくなったものの、他の避難者への気遣いや、服のままで寝ることなどから熟睡できず、体調に影響が出ています。風呂に入れる施設が近くにないため、「余震がきたらどうしよう」と怖い思いをしながら、1回だけ自宅でシャワーを浴びました。「白いご飯が食べたい」とも。時間がたつにつれ、心身とも負担が増しています。

 男性は「仮の住まいでもとりあえず生活の拠点を提供してもらえたら次のことを考えられる」と話しました。


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