しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年6月19日(火)

“攻撃の標的”批判噴出

秋田 陸上イージス説明会

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(写真)防衛省に陸上イージス建設を批判する質問をする男性=17日、秋田市

 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」(陸上イージス)の配備候補地となっている秋田市で防衛省は17日、住民説明会を開き、参加した住民から批判の声が続出しました。

 防衛省は、北朝鮮のミサイルの危険性や、候補地を選んだ地形的条件などを説明。住宅密集地にある陸上自衛隊新屋(あらや)演習場を配備の「最適候補地」としたことについて、同省の担当者は「多くの人が住む地区だが、現状では大きな問題があるとは認識していない」と述べました。

 学校や病院などが多くある周辺環境についても、「(事前調査で)問題は確認されなかった」としましたが、調査内容や、問題なしと判断した根拠と基準については一切言及しませんでした。

 質疑応答では、陸上イージスが他国の破壊工作やミサイル攻撃の標的となり市街地が戦場になる危険や、レーダーの電磁波による健康被害のリスクなど、設置を不安視する質問が相次ぎました。

 「住民の反対が続いても、押し切って建設するのか? すでに『建設されたら住めない』という声も出ている」「いつ何を基準に住民の理解を得たと判断するのか」という質問に対し、防衛省側は「丁寧に説明し理解を求める」と繰り返すだけでした。

 説明会は、町内会役員や学校関係者など、防衛省と市が選んだ市民だけの参加に制限されました。会場の前では「ミサイル基地『イージス・アショア』を考える県民の会」のメンバーらが横断幕を広げ、抗議の声を上げていました。


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