しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年6月12日(火)

池田氏46% 大健闘

新潟知事選 当選は花角氏

 新潟県知事選が10日投開票され、市民と野党の共同候補で無所属新人の池田千賀子氏(57)=日本共産党、立憲民主、国民民主、自由、社民、無所属の会、民進、新社会、緑の党推薦=は50万9568票(得票率46・2%)を獲得、及びませんでしたが、大健闘しました。当選は、自民・公明が支持する花角英世氏(60)=無・新=。

 東京電力柏崎刈羽原発再稼働の是非が最大争点の選挙戦で、池田氏は「再稼働は認めない」と明確に主張しました。

 大勢判明後、和服姿で支援者の前に現れた池田氏は「私たちの手で額に汗し、知恵を出し、県民一人ひとりが輝く新潟県をつくっていくんだという大きな仲間の輪が選挙戦を通じて広がった」と述べ、幅広い市民と野党の共闘で激戦をたたかった意義を強調しました。

 選対本部長を務めた菊田真紀子衆院議員は「このたたかいは必ず未来に続くと信じています」、選対幹事長の森ゆうこ参院議員も「子どもたちに輝く未来を約束するために、これを糧にしっかり前に進んでいきましょう」とそれぞれ訴えました。

 池田千賀子57新

509568

当花角 英世60新

546670

 安中  聡40新

45628

(投票率58・25%)

志位委員長が談話

 日本共産党の志位和夫委員長は10日、新潟県知事選挙(同日投開票)の結果を受け談話「新潟県知事選挙の結果について」を発表しました。

 一、10日投開票された新潟県知事選挙で、市民と野党が共同で推した池田ちかこ候補は、当選には及ばなかったものの、大健闘の結果となりました。ご支持いただいた県民のみなさん、ご支援いただいたすべてのみなさんに、心からの感謝を申し上げます。

 一、柏崎刈羽原発の再稼働問題が最大争点となるもとで、池田ちかこ候補が「福島原発事故の検証結果が出ないもとでの再稼働は認めない」「新潟のことは新潟が決める」ときっぱり公約したことは、論戦をリードし、大きな意義があったと考えます。

 5野党・1会派がそろって池田候補の推薦を決め、市民団体のみなさんとともに心ひとつにたたかったことは、今後につながる大きな財産をつくりました。ともにたたかったすべての政党、市民団体、個人の方々に心からの敬意を表します。力をあわせて、池田候補の掲げた公約実現のために奮闘するとともに、新潟でも全国でも市民と野党の共闘をさらに発展させるために全力をあげる決意です。


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