2018年6月9日(土)
「残業代ゼロ法案反対」訴え続ける
エキタスが国会前抗議
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「残業代ゼロ制度」(高度プロフェッショナル制度)を含む「働き方改革」一括法案の廃案を求めて8日、労働問題に取り組むグループAEQUITAS(エキタス)が国会正門前で抗議を行いました。国会議員や学者らも加わり、「過労死させるな」「残業代ゼロ法案やめろ」とコールしました。
抗議を呼びかけたエキタスの佐川敏章さん(45)は、法案をめぐって次々とでたらめなことが発覚していると指摘。「言葉を失いますが、黙るわけにはいきません、怒りと反対の声をあげていきましょう」と訴えました。
埼玉県川口市から参加した男性(49)は「高プロで長時間労働がまん延するのは明らか。『ウソをつくな』と言い続けます」と話しました。
日本共産党の吉良よし子、社民党の福島瑞穂の両参院議員がスピーチ。吉良氏は、労働時間の規制を外してしまう法案を認めるわけにいかないと強調し、「力を合わせて廃案に追い込んでいきましょう」と訴えました。