2018年6月8日(金)
「再稼働止める池田さん新潟知事に」
若い親たち 思いつなぐ
10日投票の新潟県知事選は、市民と野党の共闘候補の池田ちかこ氏(57)が猛追し、大接戦・大激戦。「東京電力柏崎刈羽原発の再稼働認めるわけにはいかない」「原発のない未来を」―と、何としても池田候補を押し上げようと最終盤、野党各党が連携を強めるとともに、多くの市民が声を上げ、立ち上がる選挙となっています。
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大コール
「新潟のことは新潟で決める」。日本共産党の小池晃書記局長をはじめ野党代表が応援に駆け付けて行われた6日の「思いをつなぐ総決起集会@上越」では、池田候補を囲んで、若いママ、パパたちなど市民の大コールが湧き起こりました。市民手作りの集会です。
プレ・イベントでは、平和で安心した暮らしがしたいと女性12人が壇上で切実な願いをリレートーク。池田候補上越事務所責任者の馬場秀幸氏(弁護士)は、生活者目線ですすめる池田県政を実現させ「市民と野党の共闘で、全力で支えます」と話しました。民進党第6区総支部長の梅谷守氏は「改めて野党がまとまった。この瞬間、新しいエネルギーが生まれた」と訴えました。
参加者の女性(32)は「福島に住んでいたいとこが、原発事故後、沖縄への避難を余儀なくされた。原発をなくしていくため、池田さんに頑張ってほしい。職場の同僚に池田さんのことを広げたい」と話します。
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4歳の子どもと一緒に参加した女性(35)は、東日本大震災・原発事故をきっかけに転居してきたといいます。「再稼働は反対です。子どもたちも安心して過ごせる未来を残したい」
ぎっしり
同じく日本共産党の小池晃書記局長はじめ野党代表が駆け付けた十日町市での6日の街頭演説でも、歩道沿いの広場には聴衆がぎっしり。地元市議らが集結し「かつてないくらいの人の集まり」だといいます。日本共産党の安保寿隆・十日町市議は「野党の連携が強まった」と話します。
地域で、原発をなくす運動を続ける人、安倍9条改憲に反対し憲法を守る活動をする人たちが参加。池田候補の「私が知事にならない限り、原発は動いてしまうという覚悟でたたかっています。どうかみなさんの手で勝たせてください。県民の安全が守られない現状では、到底、再稼働を認めるわけにはいかない」との訴えに大きな声援が起こりました。